砂糖を使わない発酵あんこの作り方

発酵あんこ

発酵あんことは、小豆と米麹だけでつくる身体に優しいあんこのことです。茹でた小豆を麹と発酵させることで、麹の酵素による糖化作用で小豆のでんぷんが糖に代わり、砂糖を使わなくても甘くなるんです。

甘酒と同じ原理で作られるので「小豆甘酒」「小豆麹」「麹あんこ」とも呼ばれています。

ここでは、発酵させる時に炊飯器の保温機能を使う基本的な作り方と、美味しく作るポイント、ヨーグルトメーカーやホームベーカリーを使う方法もご紹介します。

記事の監修
管理栄養士
川野 恵
フリーランスの管理栄養士としてレシピ開発や栄養のコラム作成のほか、外食チェーン店でのダイエットを意識した食べ方を紹介。現在はクリニックにて、生活習慣病などに悩む方々へ栄養指導を行なっている。

管理栄養士:川野恵

砂糖不使用発酵あんこの作り方

炊飯器で作る基本の発酵あんこ

ゆでた小豆と米麹を炊飯器を使って発酵させる作り方です。
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調理時間 9 hours
材料(人分) 1

材料
  

作り方
 

  • 小豆をたっぷりのお水でやさしく洗います。
  • 小豆にたっぷりの水を加えて中火で煮ます。小豆は水を吸うと2.4倍ほどに膨れるので大きめの鍋を使用しましょう。
    小豆は浸水は必要なくそのまま炊き始められます。
  • 沸騰したら火を止め、蓋をして20分ほど放置して蒸らします。
  • 蒸らし終えたら煮汁を捨てます。ここまでの工程を渋切りと呼びます。
  • 渋切りをした小豆と水を入れて煮ます。ここでの水の量は豆の4~5倍ほどです。
  • 鍋を中火にかけ、沸いたらアクをすくい取ります。煮ている最中、小豆が湯から出ないように時々さし水をします。
  • 40~50分煮て一度豆の煮具合を確かめます。
    指で豆をつぶし、軽い力でつぶれる状態が良い煮具合です。小豆の品種などによって1時間以上かかることもあり、大きさによって煮えムラも出てくるので、いくつかの豆をみて煮えている状態になったら火から外します。
  • 蓋をしたまま30分蒸らします(この蒸らしで煮えムラをなくします)。
  • ボウルにザルをのせて小豆をあげます。茹で汁も取っておきます。
  • 小豆を炊飯器の内釜に入れて60度まで冷まします。
  • 小豆が60度になったら米麹を入れてしっかりと混ぜます。
  • 全体が混ざったら小豆の茹で汁を少しずつ加えます。
  • しっとりするまで茹で汁を加えながら混ぜます。
  • 炊飯器の蓋は開けた状態で布巾をかけて、炊飯器の保温モードのスイッチを入れます。2~3時間おきに全体を混ぜて55〜60度を保ちながら8~10時間発酵させます。
  • 塩を加えて混ぜて、完成です。

動画

このレシピのキーワード 小豆, あんこ, 発酵あんこ


発酵あんこを失敗しない3つのコツ

つぶあん

発酵が終わっても甘くならない場合、次の3つのコツを抑えられていなかった可能性があります。

・菌が元気に働く60度前後を維持
・発酵時間は8時間以上
・発酵中はときおり混ぜる

発酵温度は60度前後

発酵させるときは60度前後を保ちましょう。しっかり小豆を発酵させるためには、麹菌が元気に働ける環境を整える必要があります。

麹菌は50~60度。茹で上がったばかりの小豆は100度近くあるので、そこへ麹菌を入れれば熱すぎて死活してしまいます。小豆をしっかり60度まで冷ましてから麹を混ぜてください。

発酵時間は8時間以上

美味しい発酵あんこをつくるためには、じっくりと発酵させることがポイントです。最低でも8時間は発酵させ、甘味が足らないようであれば、さらにもう1時間追加して様子をみてあげてください。

発酵中はときおり混ぜて

麹菌は好気性の菌であり、酸素がある環境で力を発揮します。そのため、発酵中もときおり混ぜて酸素を与えてあげることが大切です。2~3時間おきを目安に天地を返すように混ぜてあげてください。


管理栄養士からのコメント

私のイチオシな小豆の食べ方は、ずばりこの「発酵あんこ」です。
小豆はすごく栄養価が高いのですが、あんことして食べると砂糖が多いために高カロリー・高糖質となり、健康に良いとは言えません。
しかし、米麹で発酵させることで自然な甘さを引き出す発酵あんこは違います。
砂糖を一切使用しないため、いつものあんこより低カロリー・低糖質です。
小豆の栄養を罪悪感なくしっかりと味わうことができます。
そのうえ、米麹によって発酵した小豆は腸内細菌の活動を活発化させ、お通じの改善効果もあります。
ダイエット中にも食べられるヘルシーなスイーツを作りたい方は、ぜひお試しください。

管理栄養士:川野恵

管理栄養士プロフィール

川野 恵

給食委託会社や仕出し弁当屋での献立作成を経験後、出産を機にフリーランスとして活動。
フリーランスの管理栄養士としてレシピ開発や栄養のコラム作成のほか、外食チェーン店でのダイエットを意識した食べ方を紹介。現在はクリニックにて、生活習慣病などに悩む方々へ栄養指導を行なっている。


身体は食べ物でできている事を意識し、健康で過ごせるよう多くの方を支えていける管理栄養士になりたいと日々活動しています。
SNSやブログを通して、
・管理栄養士として栄養指導に携わりたい!
・血圧や血糖など血液結果を注意された!
・美味しく食べてきれいに痩せたい!
という悩みを解決するための情報を発信しています。

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この記事を書いた人

コンテンツ、写真撮影担当。暇があったらキッチンで発酵食品や保存食品を作ったり、写真を撮ったりしています。趣味は一人で映画に行くこと。