土鍋ご飯の炊き方とは?目止めの方法や使用後のメンテナンスも解説
土鍋でご飯を炊く方法とは?
日本の伝統工芸とも呼べる土鍋(どなべ)。
一般的には陶土をこねて焼いた素焼きの鍋が土鍋と呼ばれています。
古くは石器時代から土鍋は使われており
日本では縄文土器などが有名ですね。
この伝統的な食器の土鍋を使って、家庭でご飯を炊くことが今とても増えています。
土鍋料理用に使う馴染みのある土鍋や、ご飯炊き専用の炊飯土鍋、IHに対応したデザイン性の高い土鍋など
様々な土鍋が登場しています。
今回の記事では土鍋を使ったご飯の炊き方と、目止めや使った後のメンテナンス方法などもご紹介いたします。
Contents List/目次
土鍋ご飯の炊き方【白米編】
ご家庭に1個はあるでしょう、水炊きやキムチ鍋などに使う土鍋。
こちらの土鍋でご飯を炊く方法をご紹介いたします。
※炊飯用の土鍋でのご飯の炊き方は後述します。
土鍋でご飯を炊いてみましょう
・白米(2合)
・水400ml~450ml
1.米を研ぎます
お米をしっかりと水で研ぎます。
米の研ぎ汁での濁りが少なくなるまで研ぎます。
2.米を浸水させる
米を水に浸して浸水させます。
浸水時間は、夏場で30分、冬場で1時間程を目安に浸水させましょう。
浸水させた後はザルにあけて水けを取ります。
3.中火にかけます
米を鍋に入れて、中火にかけてください。
10分程で煮立ちます。
4.弱火で15分炊きます
沸騰を始めて煮立ちを確認したら、弱火にして15分炊きます。
5.最後に15分蒸らして完成
弱火での15分炊きを終えたら火を止めて蒸らします。
15分程蒸らせば、土鍋ごはんの完成です。
土鍋を使った白米ごはんの炊き方動画もあります
かわしま屋では、通常の土鍋を使った白米の炊き方を、動画を使ってご紹介しております。
難しいと思われがちな土鍋ご飯ですが、比較的簡単に炊くことができます。
是非ご覧ください。
土鍋ご飯の炊き方【玄米編】
炊き方が少し難しいと言われている玄米ですが、
土鍋を使えば簡単に炊くことができます。
玄米ご飯を土鍋で炊く方法をご紹介いたします。
※炊飯用の土鍋でのご飯の炊き方は後述します。
炊飯土鍋でご飯を炊いてみましょう
・玄米(2合)
・水500ml
・塩小さじ1/2
1.米を研ぎます
お米をしっかりと水で研ぎます。
米の研ぎ汁での濁りが少なくなるまで研ぎます。
2.米を浸水させる
米を水に浸して浸水させます。
浸水時間は6~7時間を目安に浸水させましょう。
浸水させた後はザルにあけて水けを取ります。
3.塩を加え中火にかけます
米を鍋に入れ、水と塩を加えます。
軽くかき混ぜた後に、中火にかけてください。
沸騰するまで中火にかけ続けます
4.弱火にして30分炊く
沸騰を始めて煮立ちを確認したら、弱火にして30分炊きます。
5.最後に10分蒸らして完成
弱火での30分炊きを終えたら火を止めて蒸らします。
10分程蒸らせば、土鍋玄米ごはんの完成です。
土鍋を使った玄米ごはんの炊き方動画もあります
かわしま屋では、通常の土鍋を使った玄米の炊き方動画もご紹介しております。
炊き加減が難しいと言われている玄米も、土鍋で比較的簡単に炊くことができます。
是非ご覧ください。
炊飯土鍋のご飯の炊き方【白米編】
炊飯器では味わえない美味しいご飯が食べられるということで
近年ご家庭でも炊飯土鍋を使ってご飯を炊く方が増えています!
ふっくら香り良いご飯(白米)を炊く方法を
かわしま屋取扱いの「飯炊釜」を使ってご紹介いたします。
炊飯土鍋でご飯を炊いてみましょう
・白米(3合)
・水(3.5合)
※お米の上に水が1cmほどかぶさる程度を目安にお好みで調整してください。
1.米を研ぎ水を入れる
お米3合と、3.5合の水を入れます。
お米は予め研いだ物を入れて下さい。土鍋内で研がないようにしてください。
お米の上に水が1cmほどかぶさる程度を目安にお好みで調整してください。
2.内ぶたと外ぶたをかぶせる
内ぶた→外ぶたの順にかぶせてください。
内ぶたの穴が取手の方向に、外ぶたの穴が取手に垂直になる様にかぶせます。
3.強火にかけます
釜を強火にかけてください。
カセットコンロ等でも可能です。
IHヒーター、ハロゲンコンロ、ストーブ等では過熱できませんのでご注意ください。
4.フチにノリがあがるまで待ちます
ある程度沸騰すると釜のフチにノリがあがってきます。
フチに一周ぐるりと出てきたら火を止めます。
5.20分フタを取らずに蒸します
火を止めた後20分蒸らします。
ノリが少しずつ釜に戻っていきます。
フタは絶対に取らないでください。
6.完成です
20分蒸らしたら飯炊釜をコンロから下ろし完成です。
内ぶた、外ぶたとも熱くなっています。
鍋つかみなどでゆっくり外してください。
お椀にご飯をよそってお召し上がりください。
炊飯土鍋のご飯の炊き方【玄米編】
白米よりもビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富とされている玄米。
栄養素だけでなく、白米には無い深い味わいにも注目されています。
炊き方が難しいと思われがちな玄米ですが、
かわしま屋取扱いの「飯炊釜」では美味しく簡単に炊くことができます。
炊飯土鍋で玄米を炊いてみましょう
・玄米(1合)
・水(2合)
※水は玄米1に対して1.5~2倍ほど入れます
1.お米を洗います
玄米1合を水を替えながら2~3回洗います。
土鍋内で研がないようにしてください。
2.水を入れます
洗って水を切った玄米と、2合ほどの水を飯炊釡に入れます。
3.蓋を閉めます
内ぶた・外ぶたをセットします。内ぶたの穴は取って方向に、外ぶたの穴は取っ手と垂直になるようにセットしてください。
4.トロ火にかけます
玄米はここで吸水させることなく、すぐにトロ火にかけます。
沸騰させないようにしながら35分トロ火をかけ続けてください。
5.一気に強火にします
35分トロ火にかけ続けたら強火にかけます。
蓋の周りにノリが一周まわるまで強火です。
6.弱火にします
ノリが蓋の周りを一周したら火を再度弱火にまで落とします。弱火のまま35分キープします。
7.完成です
35分経過したら火を止めて蓋をとらずにそのまま15ほど蒸らして出来上がりです。
玄米の浸水について
通常、土鍋や炊飯器で玄米を炊く際は玄米を水に浸けて6~7時間程浸水させる必要があります。
しかし、山の工房村製作の飯炊釜は浸水させる必要が無く、すぐに炊飯工程を行うことができます。
こちらの玄米炊きレシピはあくまで、飯炊釜を使ったレシピになりますので、土鍋や炊飯器を使用する場合は浸水を行ってください。
土鍋の使い始め目止め方法
土鍋は大変使い勝手のよい調理器具ですが、保管とケアに少しコツが必要です。
ここでは購入後の土鍋に行う「目止め」の方法をご紹介いたします。
目止めとは?
土鍋には貫入(かんにゅう)といって細かい割れ目がたくさん入っています。
本格的に使い始める前にこの貫入を埋める為の「目止め」を行います。
ひび割れ防止や、におい移りを防ぐことができ、土鍋を永く丈夫に保ってくれる効果があります。
土鍋に目止めを行ってみましょう
・水
・小麦粉
※小麦粉は水に対して10%くらいの量
1.小麦粉を水に溶く
小麦粉を水に溶きます。
予めボウルで溶いておきます。
小麦粉のだまが残らないようにしっかりと潰しておきます。
2.溶いた水を土鍋に入れる
ボウルの中身を土鍋に入れます。
土鍋の8分目くらいで十分です。
目一杯入れてしまうと沸騰させた際に吹きこぼれてしまう可能性があるので注意してください。
3.土鍋をあたためる
土鍋を弱火にかけてじっくりとあたためます。
沸騰したら火を止めて冷まします。
予熱で土鍋がかなり熱くなっているのでしっかりと冷ましてください。
4.中身を捨て乾燥させる
土鍋が冷めたら中身を捨てて水洗いしてください。
水気をしっかりと取って乾燥させれば目止めは完了です。
※水気が残っているとカビの原因となりますので天日干しがベストです。
土鍋の目止め方法の動画
かわしま屋では、土鍋の目止め方法を実践した動画をご紹介しております。
土鍋を長くお使いいただく為の大切な工程です。
是非ご覧ください。
土鍋の焦げの落とし方
土鍋を何度か使用して、土鍋の内側に焦げがついてしまうこともあるかと思います。
そんな場合は重曹やプラスチックスプーンなどを使って落としましょう。
土鍋の焦げの落とし方1 重曹を使った場合
泡が落ち着いたら火を止めて鍋を冷まし洗い流してください。

土鍋の焦げの落とし方2 プラスチックスプーンを使った場合
怪しいなと思ったらお早めに重曹でお掃除してみてくださいね。

土鍋のケア・保管方法とは
使い終わった土鍋、鍋のシーズンではなくなってしまった際どのように保管をすれば良いのでしょう。
土鍋はしっかりとケアをして保管を行わないとカビが生えてしまうことがあります。
末永くお使いいただくための保管・洗い方をご紹介いたします。
まず土鍋をしっかりと洗います
土鍋は急激な温度変化に弱いので
使用後はまずしっかりと冷ましてください。
汁なども予め鍋から出しておくとより早く冷めてくれます。
【洗い方①】洗剤を使わない
土鍋は傷つき易い性質を持っているので金属タワシなどは使わず、柔らかいスポンジで洗いましょう。
食材などがこびりついていたらしっかりと洗い落としましょう。
【洗い方②】洗剤を使う
土鍋は非常に水分を吸収しやすい性質を持っているので洗剤を使うことに抵抗があります。
土鍋に汚れがこびり付いているなど洗剤を使わなければならない場合、短時間でサッと洗うのであれば問題ありません。
ただし、洗剤や水などに漬け置き洗いなどは土鍋を痛めたり洗剤が浸透してしまう恐れがありますので行わないでください。
土鍋の洗い方動画もご紹介します
かわしま屋では、土鍋の洗い方を実践した動画をご紹介しております。
鍋のシーズン中、土鍋を洗う機会も多いかと思いますので、是非こちらの動画をご参考にしてください。
土鍋の保管方法
意外と知られていない土鍋の保管方法。
誤った保管方法を行ってしまうとカビ発生の原因になってしまう場合があります。
土鍋を永く使う為の、正しい方法をご紹介します。
天日干しする
ご使用後、しっかりと土鍋を水洗いし
風通しの良い場所で天日干しします。
2~3日間天日干しすると完全に乾きます。
早めに乾かしたい場合は電子レンジで1分程温めて
1日天日干しでもOKです。
※土鍋には電子レンジがNGのものもありますので注意書きをよくお読みください
新聞紙でくるむ
保管の際は新聞紙でくるみます。
そのまま箱に入れたりラップに包んだりすると
湿気がたまりカビが生えてしまいます。
土鍋を保管するときは、新聞紙にくるんで保管するのが最適です。
新聞紙が外からの湿気を吸い取り
また空気中のホコリが侵入するのを防いでくれます。
保管する
戸棚や納戸などの風通しの良い場所で保管しましょう。
シンクの下などは湿気がたまりやすいので避けておくと良いです。
土鍋の保管方法の動画もご紹介します
土鍋の保管方法をまとめた動画です。
長い間保管する際のポイントは湿気の少ない場所に保管する事です。
是非ご参考にしていただければと思います。
土鍋にカビが生えてしまった時
土鍋は水分を吸収しやすいので、どんなに乾かして保管していても梅雨の時期などは空気中の水分を吸収し、カビてしまうことがあります。
特に伊賀焼・萬古焼の土鍋は気を使うことが多いです。
カビが生えてギャー!っとなってしまっても捨ててはいけませんよ。
しっかりとメンテナンスを行えば問題なくお使いいただけます。
今回はカビの殺菌にお茶葉を使用します。
【土鍋カビ取りの材料】
・お茶葉(適量)
・水(鍋の8分くらい)
カビを落とす
土鍋を洗いカビをしっかりと取ります。
火があたる部分をよく拭いて水気を取り除きます。
お茶葉と水を火にかける
お茶葉と水を入れて火にかけます。
弱火でじっくりと温め、鍋全体が温まったら中火にします。
煮立たせる
沸騰したら、弱火にして10分くらい煮立てます。
天日干しする
さっと洗い流し乾かします。
天気の良い日に天日干しがベストです。
土鍋のカビ取り方法の動画もご紹介します
土鍋のカビは放置するとどんどん中に入り込んでしまい、手遅れになってしまう事もあります。
そんな危険な土鍋のカビを退治する方法を動画にまとめました。
是非ご参考にしてください。
土鍋の美味しいレシピ

土鍋を使った手軽で美味しいレシピをご紹介いたします。
炊きこみご飯や、煮込み料理を土鍋で作ると絶品ですよ。
筍の炊き込みご飯
ご飯ひとつぶひとつぶにしっかりと味が染みて、家族にも喜ばれるレシピです。

材料
- ・米
- 2合
- ・水
- 400ml
- ・筍(水煮)
- 150g
- ・生姜
- 2片
- ・白だし
- 大さじ4
- ・分葱、木の芽
- お好みで
つくり方
- 1
- 米を研ぎ、すすぎを行います。
- 2
- 筍は薄切り、生姜は千切りします。 (今回は、筍は水煮パックを使用しました)
- 3
- 土鍋に、水気を切ったお米と白だしを入れ、水を入れます。その上に、筍と生姜を乗せます。
- 4
- 土鍋でごはんを炊き上げます。※炊き方に関しては「炊飯土鍋でご飯を炊く方法【白米編】」をご参照ください。
- 5
- お好みで、木の芽や分葱を乗せて出来上がり!
土鍋の参鶏湯
土鍋の遠赤外線効果で鶏肉がやわらかく仕上がります。

材料
- ・手羽元
- 3本
- ・長ネギ
- 1/2本
- ・キノコ
- 1/2袋
- ★水
- 2カップ
- ★酒
- 大さじ1
- ★白米
- 大さじ2
- ★生姜
- 3cmくらい
- ★塩
- 少々
- ★中華だし
- 小さじ1
- ・黒コショウ
- 少々
- ・九条ネギ
- 適量
つくり方
- 1
- 長ネギは3cm幅に、キノコは薄くスライスする。
- 2
- 手羽元は骨に沿って切り目を入れる。
- 3
- 土鍋に【1】・【2】・★を入れて蓋をして20分くらい煮込む。
- 4
- 仕上げに黒コショウを散らし、九条ネギをのせる。
- 5
- 手羽元をほぐして完成です。
土鍋の鯛めし
鯛のだしがしっかりと浸み込んで、おかず無しでもパクパク食べれてしまいますよ。

材料
- ・昆布だし
- 600ml
- ・鯛
- 1尾を開く
- ・日本酒
- 鯛が浸るくらい
- ・生姜の薄切り
- お好み
- ・お米
- 2合
- ・お茶パック
- 1枚
- ★水
- 150ml
- ★日本酒
- 大さじ3
- ★醤油
- 小さじ半分
- ★塩
- 小さじ半分
つくり方
- 1
- 鯛を開いて塩を振り、完全に焼きます。
- 2
- 粗熱を取り、身を取り出し、皮と骨にひたひたの日本酒を注いで、昆布入りのだしを加えて、中火で20分以上煮ます
- 3
- アラを捨て、昆布の表面についた灰汁を落としたらお米の上へ。お茶パックでアラの出汁を濾し、200ml分だけお米に注ぎます。
- 4
- ★の材料を合わせてお米に注ぎ、キープしていた鯛の頭を載せて炊きます。土鍋なら沸騰まで中火、その後は弱火で15分です。
- 5
- 炊飯後、5分蒸らします。鯛の頭は蒸焼きとして楽しみ、ご飯は(2)のほぐし身と混ぜて豪華な鯛めしをご賞味ください。



